こどものまんま

2017/06/17

こんばんは。

生きづらさを感じている人のための
ココロの天気回復カウンセラーなかがわとしこです。


近頃、お孫さんを持っている方のお話を伺う機会が多いのですが
いくつになっても自分の親との関係というのが
今の行動に影響しているのだなぁとしみじみと感じます。

母として子供を育て上げ、その子供が家庭を持ち、孫が生まれ
「ばあば」と呼ばれてる立場になっても、
親の前では子供時代と同じ感覚に戻ってしまう。
自分が「ばあば」なら、お母さんは「ひいばあば」。

はたから見れば、「ひいばあば」は立派なおばあさんなのに
自分から見た「ひいばあば」は絶大な力を持った最強のお母さん。

だから、なにかお母さんから要求されると
「NO」をいう選択肢がない。

夕方、母親からの電話で「洗剤がないから買ってきて」と言われて
夕飯の準備の途中だろうがドラックストアに走り、洗剤を届ける。

○○が食べたいわと言われてれば、必死に作って持っていく。

話し合うとか交渉するとか一旦考えてみるとか
そういう選択肢はなくて、言われたらすぐやる!

なので、いつだって自分の自由な時間はなく、
電話が鳴るのが恐怖になる。

そりゃそうです。断るって選択肢がないんだから。
電話が鳴ったら、何を置いてもしなくちゃいけないんだから。

お母さんも要望を伝えるとすぐ叶えてくれるから
それが当たり前になっちゃう。

文句も言わず、さっとやってくれるわけですから
これでいいのねと思うよね。

挙句、すぐに持ってきた娘に向かってありがとうも言わずに
母はこう言い放ちます。

「あら、別に急いでなかったのに」


もう、こんなこと言われたらココロの中は嵐ですよ。

けど、文句を言おうものなら何倍にもなって返ってくるから言えない


必死に要望に応えようと頑張ってるのに
お礼も言わず、何をやっても満足せず、
次から次へと命令してくるお母さん。

自分を苦しめるだけのお母さん。
昔からそうだった。
もうやだ、もう顔も見たくない。

そう思っても実行できない。

面倒を見なくちゃいけない。
親を大切にしないといけない。
愛さなくてはいけない。

だから、愛せない自分の心を責めるんです。
ひどい娘でしょって責めちゃうんです。

社会的には立派な大人の女性です。
人から相談も受ける頼れる人です。

けど、お母さんの前に出ると
こどものまんま。

つらいなぁと思います。
苦しいだろうなと胸が痛みます。


と、ここに表現していることは
私というフィルターがかかっているから出てくる言葉。
ご本人からは出てこないんです。
お母さんに不満を持っちゃいけないという信念が
がっちりココロの中にあると気づけないんですよね。

ただ漠然と苦しくて、
お母さんに会った日はおなかが痛くなったり、
原因不明(と思っている)の頭痛が起きたり。

先に体がSOSを発していたりします。

言葉ではなかなか表現されないことが多い。


それでも、何か苦しくて、どうにかしたくて
私のところにいらっしゃる方がいます。

そういう方と最初にすることは「話す」ことです。

決めつけず、今の苦しさをきちんとじゃなくていいので
自由に話してもらいます。

そうすることで、少しずつ自分の「キモチ」に気づくことができます。

自分のキモチに気づくことって簡単そうで
我慢をたくさんしている、我慢することが当たり前になっている
アダルトチルドレンの方には難しいことなんです。

だから、まずは話して話して話し倒してココロに詰まっている
キモチを放していくことが必要です。

こんな風に??
 
手放す!!

キモチを話す(放す)こと、キモチに気づくこと
それがココロの天気を回復するはじめの一歩です。



自分のキモチに気づくきっかけにできるワークショップを紹介。
 
おひとりさまに向けた
マンダラエンディングノートワークショップ


7月11日(火)19時~20時30分

今回はいつもの味気ない会議室を飛び出して

横浜駅近くの落ち着いた雰囲気のカフェでの開催!!

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