人工知能とカウンセラーと進化と退化

2017/06/29

こんばんは。

生きづらさを感じている人のための
ココロの天気回復カウンセラーなかがわとしこです

先日、AI(人工知能)を取り上げた番組を見ました。
AIが将棋で人間に勝った。囲碁もチェスもAIが勝ったそうです。
もはや人間はAIに勝てないと。

そして、作った人(プログラマー)もどういう理屈で
AIが指し手を導き出しているのかわからないとか。。。

プログラムを強くするためにAI同志を戦わせて
人間だったら2000年かかる回数(何百万)を対局させたそうです。

で、人間が思いもつかない手をどんどん打てるようになったとか。

だもんで、コントロールしているはずの人間を超えて
AIが自分で考え始めているということです

人間が到達するのに2000年かかることをAIはあっという間に手に入れたんだって。

なんというスピード感なんでしょうね。

将棋以外にも派遣会社は退職リスクの高い人を見極める
そんなAIが活躍中。

ベテランのコーディネーターでも見極められない
ふいに退職してしまう人をその人が使う言葉から
見つけるんだって。。。

ってことは、そう遠くない将来、
キャリアコンサルタント、コーチ、当然ながらカウンセラーも
AIにお任せってことになるのかも・・。

AIの進化はものすごいスピードで進む。想像を超えて。
けど、私たち人間のココロはその進化に追いついているのかな。

ペッパーくんを見つけるとお話ししてキャッキャしちゃうけど
例えば、ほけんの窓口のようなたくさんの情報から
私に必要なものを的確に見つけ出してくれるといった
サービスなら人間よりもプログラミングされたペッパーくんの方が
ずっと優秀だけど、自分の人生かかっていることなんだから
AIになんて考えてもらいたくない!って反発して怒り出す人も多そうな気がする。

とはいえ・・少しずつAIは知らぬ間に私たちの生活に入り込み
いずれ、どこかの映画で観たように、朝から晩まで面倒見てくれる
AIが登場するのかもしれない。
私たちの気持ちや体調を察し、さりげなくフォローなんぞしてくれて
批判せず、人間が記憶できない数の症例を瞬時に検索し、
そこからもっとも的確なアドバイスをくれるAIに
私たちはすっかり心許して、ガッツリ甘えて・・なんてことになっていそう。

気が付くと、勘や雰囲気、そんな感じ~という目に見えないものを
感じ取る能力を奪われ、AIのいうがままになってしまいそうな気がして
なんだか怖くなってしまった。

人類にとって進化なのか、退化なのか。

文明の進化は人間が退化することと以前言われたことを
ふいに思い出して、ゾワゾワ。
だってね、私は楽な方に迷わず進む性質なので(笑)

私は人類のことを一瞬考えてすぐに自分のことを思う普通の人間ですが
せめてAIを活用するという視点は持っていようと思います。
そして、自分なりのいいバランスを見つけていけらなって思ってます。

それにしてもさ、昔読んだ星新一の短編小説を地で行くような
世界がすぐそこまで来ているなんて。。。
ワクワクするような、怖いような。

皆さんはどう思いますか?