【女性専用お悩み相談室】人間関係などの悩み・不安を抱えている方へ。神奈川・鎌倉のココロの天気回復カウンセリングならカウンセリングサロンアスティ

こんにちは。生きづらさを感じている人のための
ココロの天気回復カウンセラーなかがわとしこです。

少し前の話。

父が入院した関係で毎日病院通いをしていました。
現在は無事退院して、ピンピンしています。

さて、入院していた病院は完全看護なのに・・・

「ご家族来てね」オーラが半端ない(笑)

ものの10分で帰ろうとすると仰天されるし。（え？早い？）

重病というわけでも無いので、一日おきでもいいんじゃ。。
と、思っていたのですが、看護師さんたちの圧がすごい（気がする）し、
あんまり放置して衰えすぎても困るのでほぼ毎日病院通いをしました。

いやぁ～～、優しい娘だわぁ～～～。

と、時間がたっても恩着せがましい娘です(笑)


今回の入院で驚いたのが高齢者率の高さ。

認知症の方もいらっしゃって、人の姿がないと寂しいのか不安なのか
大きな声で看護師さんを呼んでいました。
毎日通っていると、日々その声がかすれていって
勝手に出動してお部屋でお話ししたくなってしまうくらい。
不審者になっちゃうからやりませんでしたけどね。

看護師さんも忙しい中、なるべく顔を出したり声をかけたり
していましたけど、彼らは医療従事者で介護職員ではないわけで
優先する仕事があるから限界があります。

で、思いました。
数年前父がお世話になった時よりも看護師さんが
とても疲弊していないかい？



プロとしてやるべきことをこなしていくクールな人もいれば
自分が思う十分なケアをしてあげられていないと
罪悪感を感じながら仕事をしていように見える人もいて。
ついひとりひとりに手をかけすぎて仕事が遅れてしまい
他の看護師さんがピリッとしてたりするなんて場面も。

中でも一人気になった看護師さんがいました

命を預かる厳しい現場。
自分が担当する仕事は終わらせないといけないけど
相手は人間で、ただ仕事をこなすだけでいいのだろうか
と迷いがあるように見えた20代の看護師さん。
（別に本人は何も言っていません）

ただ、迷いながらやっている人の揺れているココロが
見え隠れしていて、ホントにきついだろうなぁと。
これじゃいけないってもっとクールにならないとと
自分に言い聞かせているようにも見える。
後ろ髪引かれる想いを断ち切って次の仕事に向かう姿が痛々しくてね。

実は気持ちの問題は心が疲弊するだけじゃなくて
仕事にも影響が出ちゃうのが厄介なところ。

罪悪感や後ろめたさがあるものだから、仕事に集中しきれなくて
ちょっとした頼まれごと（氷枕とか新しいタオルとかね）を
忘れてしまうんですよ。

本当は仕事できないわけじゃないだろうに
なんだか仕事が抜けてしまう、出来ない子に見えてしまう。

ああ、モッタイナイ。

どんなに仕事を優先したってあなたは冷たい人間じゃない。
ココロはちゃんと寄り添っているじゃないか。
ココロが揺れたっていいんだよ。その揺らぎはあなたの個性。
迷ったっていい。大丈夫。
迷いながら、自分なりの看護を見つけていってね。

と声をかけたかったけど、なんの相談もしてないのに
突然こんなこと言われたら怖いだろうからやめておいた(笑)

けど、どうしても何か声をかけたくって退院の時に
「父を気にかけてくれてありがとう。安心してお任せできました」
とだけ伝えて自己満足しておきました。

何が正しいなんてない。
そういう尺度で考えるものじゃないだと思う。
ただこのジレンマを抱え悩みならが進んでいく。

こんな風に仕事で迷いが生じたり、向いてないのかもとか
自分をジャッジしてしまって苦しくなっちゃっているって
それだけ自分の仕事と真剣に向き合っているってこと。

せめてそのことだけでも気づいてお仕事に取り組んでもらいたいと
心から思います。

そして、自分なりのスタイルを見つけて
一所懸命の先にある「やりがい」や「喜び」を
ぜひ味わってもらいたいです。